財務体質を改善するためには勘定科目を改善する


会社の現状を把握するときに心がけていることがあります。
勘定科目の中身を一つずつ確認します。

勘定科目の中身を確認する

勘定科目というのは決算書にのっている「現金」や「借入金」や「売上」などの項目のことです。
経理についての記録は勘定科目を使って仕訳を入れることで行います。

会社の状態を正確に分析するためには勘定科目の中身を把握することが欠かせません。
中身を把握し、全体のバランスを確認すれば会社の状態はわかります。

お医者さんが患者さんの体を調べるように、税理士は会社の勘定科目の中身とバランスを調べます。
会社が病気になるときには勘定科目に症状が現れるのです。

複式簿記の仕組みは良くできており、病気をごまかすことはできません。

財務改善は勘定科目の改善

経営が苦しいときや、不適切な会計処理をしている場合は必ず勘定科目に病気の症状が現れます。

財務改善をするということは勘定科目を改善するということです。

勘定科目は資産・負債・純資産・収益・費用のいずれかに属します。
純資産は資本金や利益の積み重ねなのでシンプルに考えるときは除外します。

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勘定科目はこれらのいずれかに属しています。
グループごとに勘定科目を確認していきます。

決算書の貸借対照表には資産と負債が、損益計算書には収益と費用がのっています。

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資産科目についてチェックする視点

資産にはお金自体・いずれお金になるもの・いずれ費用になるものがあります。
資産は大きければ良いわけではなく、なるべく小さな資産で利益を出せる方が効率的に経営をしていることになります。
・お金の残高は合っているか
・いずれお金になるものは適切にお金になっているか。お金にならず費用に化けてしまうリスクはどうか(保証金など)
・いずれ費用になるものは利益に貢献しているか。無駄に所有していないか(建物や備品など)

負債科目についてチェックする視点

負債にはいずれお金が出ていくもの・いずれ収益になるものがあります。
・いずれお金が出ていくものの支払いは適切に行われているか
・いずれ収益になるものの中身は適切か(前受金など)
・関係者からの借入金はどの程度あるのか、返済可能な金額か

収益科目についてチェックする視点

収益の代表は売上です。
売上は単価×数量で算出されます。
方向性によって単価アップを目指すのか、数量アップを目指すのかは変わってきます。
そもそもアップを目指さず、質を改善していくという方向も考えられます。
売上の種類を細かく分類すると打つ手が見えてきます。

費用科目についてチェックする視点

費用には仕入や諸経費があります。
削減できるところは見直し、将来の収益につながる経費に比重を置くなどの対策が考えられます。

こういった視点で勘定科目を一つずつ確認していき改善点を見つけていきます。

勘定科目の中身とともに重要なのがバランス

自己資本比率や流動比率、原価率や売上高利益率などを把握することも財務改善には必要です。
これらの指標が何を表しているのかと考えてみると、勘定科目のバランスを表していることに気がつきます。

全ての基礎になるのは勘定科目です。
勘定科目の中身が適正でなければ正確な分析はできず、財務改善も難しくなります。

まとめ

会社の健康を維持するためには定期的なチェックが欠かせません。

年に1度の決算では勘定科目の中身を全て確認しますが、年に1度では少ないでしょう。
短いスパンで考え続けなければ改善は進みません。

毎月勘定科目を一つずつ見ていくことで改善点が見えてきます。


〜 なんてことのない日々 〜

自宅近くに人気のかき氷屋さんがあります。
今シーズン初のかき氷いただきました。

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今日は暑かったので最高に美味しかったです(笑)

このお店について以前書いたブログはこちら。
キーンとならないフワフワのかき氷