エアレジから商品分析をする方法、ピボットテーブルを使ってABC分析


商品ごとの売上高・粗利益・販売数を分析することで経営判断の材料ができます。
クラウドポスレジを使っていればデータが蓄積されていくので簡単に分析することができます。
今回はピボットテーブルを使った分析方法を紹介します。

ABC分析

商品や顧客を分析する方法にABC分析というものがあります。
商品を分析する場合、売上高・粗利益・販売数などを基準に、全体の70%を占める商品グループをAランク、全体の20%を占める商品グループをBランク、全体の10%を占める商品グループをCランクとします。

Aランクは売れ筋商品です。在庫切れに注意し、利益率のよい商品をプッシュするなどの対策をとることができます。

反対にCランクは死に筋商品です。余分な在庫を抱えすぎない、商品の見直し・廃止などの対策が考えられます。

ABC分析を顧客管理に使う場合はAランクのお客様を丁重にもてなす、VIP扱いにするなどの対策をとることができます。

エアレジから商品データを出力

具体的にクラウドポスレジのデータを使ってABC分析をする方法を紹介します。
ほとんどのクラウドポスレジで同様のことが可能だと思いますが、ここではエアレジを例にして分析してみます。

データ出力

パソコンでエアレジを開き「商品別売上」を表示させます。
期間を指定しデータをcsvで吐き出します。

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データをテーブルに変換

ただのデータの固まりを“テーブル”に変換します。
データの中にセルがある状態でcommand(ctrl) + Tでテーブルになります。

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*原価を設定していないので売上と粗利益は同額

ピボットテーブルの作成

テーブルを作成したら「ファイル」の中の「ピボットテーブル」をクリック
ピボットテーブル用の新しいシートが作られます。
今回は売上高を基準にABC分析をしてみます。
ボックスの左下(行)のところにカテゴリ、商品名、ボックスの右下(値)のところに販売総売上を配置

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商品ごとの比率を表示させる

ピボットテーブルの配置図の右下にもう一つ販売総売上を追加

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販売総売上をボックスの値までドラッグすれば入ります。

右側の▼をクリックし「値フィールドの設定」をクリック
「計算の種類」で「列集計に対する比率」を選択
「OK」をクリックすればカテゴリー内での商品ごとの比率がでます。
「データ」の「並べ替え」で比率の大きい順に並べます。

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累計の比率を表示させる

さらにピボットテーブルのボックスの右下に販売総売上を追加
操作は先ほど追加したのと同様
右側の▼をクリックし「値フィールドの設定」をクリック
「計算の種類」で「比率の累計」を選択

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これで70%までのAランク商品、90%までのBランク商品、100%までのCランク商品がわかります。

 アイコンの設定

累計比率のどこかにセルがある状態で「ホーム」→「条件付き書式」→「アイコンセット」→「その他のルール」
「ルールの適用対象」で商品全ての累計比率を選択
値を0.9超は緑アイコン、0.7超は黄色アイコンと設定するとこのように表示されます。

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ABCランクが視覚的にわかります。

ここまでがピボットテーブルを使ったABC分析の紹介です。
もちろんこれは一つの例なので好きなようにアレンジして使ってください。

ピボットテーブルを使うと好きなように加工し分析できるのが利点です。
元データを加工してカテゴリをさらに大きなくくりで分類すればまた違った角度から分析することもできます。

大切なのは分析のあと

データがあることで売れ筋商品、死に筋商品の分析は簡単にできます。
分析結果をもとに

・Aランク商品の中でさらにプッシュしていくべきもの
・売上高はAランクだが利益率が低い・時間がかかるのでもう少し工夫が必要なもの
・Bランクの中でAランクに押し上げるべきもの
・Cランクの中で作るのに時間がかかり非効率なもの
・Cランクの中で在庫管理が難しくロスが発生する商品の廃止
・Cランクだが手間もコストもかからないためこのままでよいもの
などなど

改善していくための価値ある議論ができます。
また議論を重ねることでスタッフ間の意識の共有が図られ精神的にお店がまとまる効果もあります。

まとめ

今まで商品ごとの分析をするためには高価なポスレジを購入するか、時間をかけてデータを作成するしかありませんでした。
それがクラウドポスレジの登場でお金も時間もかけずに分析ができるようになりました。
中小企業にとっては強い味方です。

サクッと集計・分析し、改善のための議論に重点を置きたいものです。


〜 なんてことのない日々 〜

息子がかなり歩くようになりました。
気づけばあまりハイハイをしていません(笑)

机に乗ったり椅子に立ったりなかなか手がかかります。
自由に動き出すのが少し怖いです(笑)

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