NISA口座年間投資額の上限が100万円→120万円に


証券口座の一つにNISA口座があります。
今は年間100万円までしか投資できませんが、来年から120万円に増えます。

NISA口座概要

NISA口座の特徴は、税金がかからないということです。

年間100万円までの投資という制限はありますが、売却益が出た場合も配当金を受け取った場合も非課税になります。

2016年からは年間120万円まで投資することができるようになります。

2014年1月〜2023年12月まで10年間口座を開設することができます。
一つの年に投資したものは5年間非課税の恩恵を受けることができます。

NISA口座のデメリット

NISA口座は独立した特別な口座です。

通常は、一つの口座で売却益が出て、他の口座で売却損が出た場合は損益を相殺できます。

NISA口座は他の口座の利益との相殺ができません。
NISA口座で損失が生じた場合はそこで終わりです。

もう一つ大きなデメリットが、損失を翌年以降に繰り越すことができません。

通常は、株の譲渡損が出た場合は確定申告することにより損失を3年間繰り越すことができます。
3年以内に譲渡益が発生すれば繰り越した損失と相殺できます。

NISA口座はこの損失の繰り越しができません。

NISAで配当金を受け取るときの注意点

NISA口座では配当金の受け取りも非課税になります。

ただし、配当金の受け取り方法に注意が必要です。

配当金の受け取り方法を”株式数比例配分方式”という方法にしなければ非課税の適用を受けることができません。

私は当初それを知らずに、受け取り方法の設定をしていませんでした。
届いた配当金の通知書を見ると、普通に源泉が引かれていました(汗)

配当金が確定する前に受け取り方法を株式数比例配分方式に設定しておかないと非課税の恩恵は受けられません。

親切な証券会社は初めに教えてくれるのでしょうが、私はネットだけで開設しており自動的に違う設定になっていたので気がつきませんでした。

まとめ

NISA口座は投資額の上限が決まっているので、頻繁に取引をするには向いていません。
じっくり保有して配当金を非課税で受け取るようなイメージを持っています。

損失を他の口座と相殺できないので、変動リスクの少ない商品に投資するのが定石ではないでしょうか。


〜 なんてことのない日々 〜

今日は妻の母親の誕生日。
妻の実家に来てお祝いしています。
今年はいろいろとあったので子供一同でソファーをプレゼントしました。

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お母さんも喜んでくれて良かったです(笑)

税理士やってます。

税理士 西野伸太郎

クラウドを活用した業務効率化を得意としています。
事務負担を極力減らし、本業に専念することをサポートします。

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